おうし座の超新星残骸、11世紀に超新星爆発した星の残骸で出現当時の記録が日本や中国などに残っている。日本での記録は藤原定家の日記「明月記」に客星(普段見慣れない星)としての記述があるそうだ。爆発した星そのものの残骸は1968年に発見された。小さくて超高密度な中性子星で、高速回転(30rps以上)し各種電磁波の短いパルスを放出して星雲のガスを光らせている。それにしてもこのニックネームはあまりピンとこないな。
昨年1月にL-eXtremeフィルターで撮影していたが、今回はL-Ultimateで撮影し合わせて画像処理した。今回の撮影は空の状態が悪く、78枚セットするも雲に邪魔されて使えたのは36枚だった。
鏡筒:Sky-Watcher BKP150+コマコレ(680mm F4.5)
赤道儀:EQ5 GOTO SS-one AutoGuider Proでオートガイド
カメラ:ASI533MC Pro 0℃ offset 20
NINAで撮影
画像処理ソフト:DSS Siril Affinity Photo
撮影地:神奈川県藤沢市
撮影:2022年1月18日 L-eXtremeフィルター、300s露光を36枚 (gain200)
2022年1月20日 L-eXtremeフィルター、600s露光を18枚 (gain100)
2023年12月9日 L-Ultimateフィルター、300s露光を36枚 (gain160)
総露光時間540min、周辺部を若干トリミング