ぐうたら星撮り記

光害地で一杯飲んで寝ている間に天体撮影、これでいいのだ!

天体撮影と画像処理 自分流(4)

画像処理

・Affinity Photo

 最後の調整はAffinity Photoというソフトで行っている。本当はPhotoshopを使いたいところだが定額制は好みではないので、他のソフトを色々と探した結果だ。GIMPフリーソフトだし多機能で良いのだが、調整レイヤー機能がないのが致命的だ。

 

1. sirilで保存した画像を開いたらツールバーのレイヤー→新規調整レイヤーでカーブを選ぶ。トーンカーブ調整の画面が出るので対象が浮き上がるように調整していく。一気に強調しないで何回かに分けて少しづつ強調している。

 

2. およその強調が終わったら背景レイヤーをアクティブにしてメニューバーのレイヤー新規ライブフィルターレイヤーからノイズ→ノイズ除去を選び輝度およびカラースライダーを調整する。この時は等倍表示などにして画像を拡大しておく方が効果を確認し易い。

左:ノイズ低減あり   右:処理前

 

3. 青のヒストグラムが痩せている場合が多いが、その時は新規調整レイヤーのチャンネルミキサーを選び出力チャンネルは青を選択する。青のスライダーを上げ、オフセットのスライダーを下げて背景をグレーに保ちつつ青のヒストグラムを太らせる。

最後にトーンカーブで微調整をして下の写真のようになった。

       M20
       BKP150+コマコレ
       ASI533MC  NINA  
       撮影:2022.7.17    filter:CBP      gain 100  300s*35