惑星状星雲としては大きめで視直径が16’程あるがとても淡く、なかなかきれいには写ってくれない対象だ。惑星状星雲は太陽に似た恒星の死に行く姿で、元となった恒星(ほとんどの場合白色矮星)からのエネルギーを受けて発光しているガスが高速で拡散し続けているため、地球からその姿が見られるのは長くても2万年程度と言われている。宇宙スケールの時間からいえば極めて短い命だ。惑星状星雲は美しい姿をしたものが多いが、宇宙でも美しいものははかないのだな。
鏡筒:Sky-Watcher BKP150+コマコレ(680mm F4.5)
赤道儀:EQ5 GOTO SS-oneでオートガイド
カメラ:ASI533MC Pro 0℃ offset 20
NINAで撮影
画像処理ソフト:DSS Siril(StarNet V2連係) Affinity Photo
撮影地:神奈川県藤沢市
撮影:2022年3月24日 L-eXtremeフィルター 600s露光を15枚(gain100)
2023年2月17日 L-eXtremeフィルター 600s露光を36枚(gain100)
2024年2月27、28日 L-Ultimateフィルター 300s露光を134枚(gain160)
時間比例で合成 周辺部を略10%トリミング