ぐうたら星撮り記

光害地で一杯飲んで寝ている間に天体撮影、これでいいのだ!

天体

ハート星雲 IC1805、胎児星雲 IC1848

カシオペア座の散光星雲、どちらも分かりやすいニックネームだな。月はまだ大きいが、11/1、2、3とよく晴れていたので、ナローバンドフィルターが使えるこの対象を撮影した。 IC1848 鏡筒:ビクセンSD60SS+レデューサー(287mm F4.8) 赤道儀:EQ5 GOTO SS…

ほぼ満月でのカリフォルニア星雲 NGC1499

ペルセウス座の散光星雲、確かにカリフォルニア州の形に似ている。10/29正午の月齢は横浜で14.4だったのでほぼ満月での撮影、本が読めるほどの明るさだったが、ナローバンドフィルター(L-Ultimate)の威力で普通(背景のレベル上昇が少ない)に撮影できた。…

バブル星雲 NGC7635

カシオペア座の散光星雲、中心付近に泡状の領域がありバブル星雲やシャボン玉星雲などのニックネームがついている。これは分かりやすいな。このバブル形状を創っているのは、バブル内上部の特に明るい部分左端にあるBD602522というナンバーのウオルフ・ライ…

魔法使い星雲 NGC7380 (Sh2-142)

ケフェウス座の散光星雲、正確にはNGC7380というナンバーは散光星雲の上部にある散開星団を指すようだ。初めて撮影したが、自分の撮った写真ではどこをどう見れば魔法使いなのかよく分からない。ネット上の作例を参考に青い部分を強調しているが、少々不自然…

どくろ星雲 NGC246

くじら座の惑星状星雲、ニックネームはどくろ星雲(Skull Nebula)だそうだ。確かに南を上にしてみると人間の頭に見えるが、どくろと呼ぶには可愛すぎて、笑っている子供のように見えてしまう。自分はあのバラ星雲の方ががどくろに見えてしまうのだ。 鏡筒:…

さんかく座銀河 M33

昨年11月に総露光時間535min(CBPフィルター305min、L-eXtremeフィルター230min)の画像をブログにアップしているが、あまり良い出来とは言えなかった。クオリティアップを狙って10/15、16、17に撮り増しをしたのだが、10/15撮影分は残念ながら全て没(恐らくミラーの結…

スターバースト銀河 NGC253

ちょうこくしつ座の銀河、スターバースト銀河というのはその名の通り爆発的な星形成が生じている銀河を言うとのこと、初めて知った。まだまだ勉強不足だな。 10/13は比較的空の下の方までよく晴れていたので、南中高度が30°程度しかないこの銀河を狙ってみた…

NGC7331とステファンの五つ子

ペガスス座の銀河、ステファンの五つ子で一番大きく見える銀河(NGC7320)はおよそ4000万光年の位置にあり、他の4個は2億9000万光年も離れているという。こんな遠くの光が3万円の望遠鏡でもちゃんと写るのだからたいしたものだ。NGC7331は見た目はアンド…

アンドロメダ銀河 M31

この銀河だけは幼少の頃から名前を知っていた。当時(60年以上前)はアンドロメダ大星雲と呼ばれることが多かった気がする。ハッブルさんの功績で1920年代には系外銀河と判明していたようだが、その前は天の川銀河内の星雲という学者もいたらしい。宇宙は膨…

クワガタ星雲 Sh2-157

カシオペア座の散光星雲、ネット上の画像はよく見ていたが自分で撮るのは初めての対象だ。これは確かにクワガタの頭の部分に見える。左角の部分にはOⅢ領域があるので、もっと時間をかければもう少しきれいな青色が出てくるのだろうか。構図はちょっと失敗で…

らせん星雲 NGC7293

みずがめ座の惑星状星雲、地球からの距離は700光年と近いため、全天で最も大きく見える惑星状星雲とのことだ。最近の研究で、明るく見えている環状の部分にほぼ直角に第二の環があることが分かってきたらしい。意外と複雑な構造をしているようだ。 月が小さ…

まゆ星雲 IC5146

はくちょう座の散光星雲、輝線星雲と反射星雲からなる。8月に288mmで撮っているが、今回はBKP150でもう少し大きく写してみた。雲に邪魔されて予定の半分しか撮れなかったので、一昨年に少しだけ撮った分と合わせて画像処理したが、モヤモヤした反射星雲の部…

アイリス星雲 NGC7023

ケフェウス座の散光星雲、なかなか美しい星雲でネット上では沢山の素晴らしい写真を見ることができるが、反射星雲なので空が明るいところではかなり手強い。2021年に3回ほど挑戦しているが惨敗で、この新月期に再挑戦してみた。まだまだと思うが、前回に比…

とりあえず撮り始めてみたWR134

ネット上の画像を見て是非自分でもとってみたいと思っていた対象だ。ウォルフ・ライエ星というのは、とてつもなく高温、高輝度の恒星で天の川銀河では数百個が発見されているらしい。WR134は周囲に吹き飛ばされたOⅢ領域が赤い星雲の中で青く光っていてとても…

ライオン星雲 Sh2-132

ケフェウス座の散光星雲、う~ん、写真が悪いのかなかなかライオンには見えないな、明るい部分が顔? 8/25(月齢8.7)、8/29(月齢12.7)と月は大きかったがHαとOⅢの輝線星雲ということでL-eXtremeフィルターで狙ってみた。自己満足観賞用の画像としてはきれ…

北アメリカ星雲 NGC7000

はくちょう座の散光星雲、撮影対象としてはポピュラーでよく写るが、自分の技量では赤一辺倒になりがちでなかなか難しい。ネット上の作品を参考にそれらしい色を出そうと努力してみたが、長時間露光のわりにはいまひとつという感じだ。 レンズ:Tamron A001 …

ペリカン星雲 IC5070

はくちょう座の散光星雲、このニックネームはピッタリだな。680mmに1インチセンサーでは全体が収まらないが、BKP150をセットしたままだったのでそのまま撮ってしまった。細かいことを言わなければ、あまり苦労せずによく写るので結構楽しめる。 鏡筒:Sky-Wa…

クレセント星雲 NGC6888

はくちょう座の散光星雲、写真に写りやすい部分は確かに三日月くらいの感じだが、ネットで見る素晴らしい画像は半月くらいの大きさにに見えるし、構造が複雑なのでとても月には見えない。ニックネームが付けられた頃の見え方は三日月のようだったんだろうな…

まゆ星雲 IC5146

はくちょう座の散光星雲、輝線星雲と反射星雲からなるが反射星雲の部分は写し出すのがなかなか難しい。昨夜(8/12)少々風が強く吹いていたので、大きくは写せないがSD60SSで狙ってみた。 鏡筒:ビクセンSD60SS+レデューサー(287mm F4.8) 赤道儀:EQ5 GO…

IC1396

ケフェウス座の大きな散光星雲、北側の端にあるケフェウス座μ星(通称ガーネットスター)が美しく印象的だ。L-eXtremeなどの狭帯域フィルターで撮れば赤い部分はよく写るが、色味に乏しいのでCBPフィルターを使用した。下の写真は昨年処理した画像で、L-eXtr…

網状星雲 NGC6992-5 NGC6960

はくちょう座の散光星雲、東側がNGC6992-5、西側がNGC6960、その間には淡くて分かりづらいがNGC6979がある。数万年前に爆発した超新星の残骸と言われている。ネット上で初めて画像を見た時、是非撮ってみたいが自分には無理だろうと思っていたが、狭帯域フィ…

あれい星雲 M27

こぎつね座の惑星状星雲、大きくて美しい惑星状星雲なので毎年撮影している。今年は7/29に撮影し、一昨年、昨年分と合わせて画像処理してみた。総露光時間が645minあったので、周辺の淡い部分も出そうと頑張ってみたがうまくいかなかった。星雲の明るい部分…

コートハンガー Cr399

こぎつね座にある星の並びで、明るい星10個の並びがハンガーに似ているのでコートハンガーと呼ばれているが、こういうのをアステリズム(星群)というそうだ。星座と違って公式に認められた天文集合体ではなく、北斗七星と南十字星を除いて非公式な天文集合…

わし座の散光星雲 Sh2-72

ネットで画像を拝見すると周辺の星がきれいそうだったので狙ってみたが、Sh2-72自体はとても淡くて、はっきりとは写し出せなかった。右側に見える赤い小さな星雲は惑星状星雲Sh2-71、左側やや下に見えるのはつぶれてしまっているが球状星団NGC6749だ。 鏡筒…

はくちょう座の散光星雲

NGC6888(クレセント星雲)をほぼ中心にして70mmで撮影した。70mmといってもカメラのセンサーが小さいので、それほど広範囲は写らない。L-eXtremeフィルターを使用したので色味に乏しい気がする。 レンズ:Tamron A001 70-200mm F2.8 (70mm F2.8) 赤道儀:E…

Sh2-54 M16

先日85mmで撮影したM16、Sh2-54あたりを今度は200mmで撮影してみたが、ちょっと構図が中途半端だったな。Sh2-54は赤いだけであまり面白くないと思うが、腕が悪いだけかもしれない。 レンズ:Tamron A001 70-200mm F2.8 (200mm レンズ前を絞ってF4) 赤道儀:…

Sh2-54 M16 M17

少し前に入手したSAMYANG/F1.4/85mmを使ってみたいと思いM16付近を撮影してみた。キャノンFEマウントなので、入手後に星像を確認した時やカラフルタウンを撮影した時はフランジバックを44mmに合わせていたが、その後フィルター厚を考慮した44.5mmの方が若干…

いて座の球状星団 M22

球状星団をきれいに撮るのは結構難しいが、M22は口径の小さな望遠鏡でも比較的撮りやすいように思う。昨年分と合わせて500minの露光時間をかけて、自分の機材と腕ではまあまあ満足のいく結果が得られた。画像処理はDSSとSirilのみで、Affinity Photoは使わな…

三裂星雲 M20

青と赤の色合いが美しいM20、7月11日の星空で撮影し昨年撮影分と合わせて画像処理してみた。自分の経験では反射星雲である青い部分を出しやすいCBPフィルターを使用したが、赤い星雲のまわりにある淡い部分はなかなか出てこない。構図はちょっと失敗、もう少…

イーグル星雲 M16

7月6日、やっと星が見えたのでへび座の散光星雲M16を撮影した。正しくは、M16というのは同じ場所にある散開星団を指すナンバーで、散光星雲の方はIC4703というナンバーがつけられているそうだ。 久しぶりの星空に喜んで撮影を始めたものの、雲に邪魔されて60…