エリダヌス座の散光(反射)星雲、なかなか不気味な雰囲気を醸し出していて魅力的な星雲だ。3年ほど前から撮っているがデジカメ(改造KissX7i)では歯が立たず(撮影技術が未熟だったこともあると思う)光害地では無理な対象かとあきらめていたが、ASI533を導入してから少し希望が見えてきた。少しでもまともな画像にするには長時間露光しかないということで、2年がかりで40時間ほどの露光をした。暗い空で撮影した作品にはまだまだ及ばないが、この先、目に見える進歩をするには最低でも同程度の露光時間が必要だろうから、自分の寿命も考えてこのあたりで満足しておくのが現実的だろうな。
レンズ:Tamron A001 70-200mm F2.8 (200mm レンズ前を絞ってF4)
赤道儀:EQ5 GOTO SS-one AutoGuider Proでオートガイド
カメラ:ASI533MC Pro 0℃ offset 20
NINAで撮影
画像処理ソフト:DSS Siril Affinity Photo
撮影地:神奈川県藤沢市
撮影:2021年12月31日、2022年11月21日、2023年11月15日
CBPフィルター 300s露光を140枚(Gain 100)
2022年1月1日
LPR-Nフィルター 180s露光を44枚(Gain 100)
2022年12月24、25日、2023年11月18日
UVIRフィルター 300s露光を195枚(Gain 100)
2022年12月26日
L-eNhanceフィルター 600s露光を27枚(Gain 100)
2023年11月19日
L-Ultimateフィルター 600s露光を37枚(Gain 100)
①CBP、LPR-N、UVIRの各フィルターを時間比例で合成(総露光時間1807min)
②L-eNhance、L-Ultimateの各フィルターを時間比例で合成(総露光時間640min)
①と②を比較明(カラー)合成し周辺部を若干トリミング(総露光時間2447min)